ソルフェージュとは?
楽譜を読む事というを中心とした基礎訓練という意味です。
読譜力、聴音能力(絶対音感を身につける)、表現力、リズム感、音楽理論等、楽器を演奏するための基礎能力を養う訓練のことを言います。
演奏する際には、
①音の高さが分かること(ドレミといった音名や、実際の音の高さ)
②音の長さが分かること
③記号の意味が分かること
④リズムを感じられること(リズムを正確にたたくだけではなく、リズミカルに感じること)
⑤拍子を感じられること(2拍子らしさ、3拍子らしさなど 拍子の特長を感じること)
⑥メロディーを歌として感じられること
⑦調性の特長と和音の響きを感じられること
⑧色々な記号を音楽と合わせて感じられること
など、これら以外にも曲の背景を読み取ることや、形式を理解するなど挙げればたくさんあります。
実際に音を出すためには上記①~③のスキルで足りますが、これだけでは、まるで機械にデータを入力するのと同じような作業になってしまいます。
本当に必要なのは、④~⑧のような「感じる(ソルフェージュ力)」を高めるということになってくるのです。
ピアノを始めて、まず当たる壁として、読譜を苦手と感じる子が多いようです。
そもそも音楽とは『聴く』もので、『見える』ものではありませんから、
楽譜を読むために頭の中は非常に複雑な回路を作り上げています。
読譜が大変だから、ということでピアノ嫌いにならないように、また好きなピアノをより深く素敵に演奏できるように、「聴く」「読む」「歌う」「感じる」など音楽のベースをしっかりと身に付け、この感受性が強い時期だからこそ、それを裏付けるためのソルフェージュのレッスンが大事になってくるのです。
ソルフェージュは、音大入試にも組み込まれており、例えば音大に入学してもずっと訓練(授業)は続きます。将来、音楽家になるつもりはない、ということでも、ソルフェージュの力がつけばつくほど、読譜力は上がり、音楽感もアップすることは歴然です。
ソルフェージュ・幼児リトミック講師 中山 加琳、山口 徳花
主なレッスンの内容としましては、読譜訓練、聴音、リズム、初見試奏、初見視唱、和声など,実技のレッスンの中では中々深く補えなかった部分に力を付けていきます。
それにより、いざ楽譜を目の前にした時に、恐怖感なく自然とリズムや和声、色彩感などに溶け込む事を目的としています。
絶対音感をつける、ということが大きな目的ではなく,いかに音楽に、演奏に繋げて行くかが大切です。
そして、ソルフェージュ力は、できれば早い段階で訓練を始めた方が身に付きやすいということ、
感覚を磨く、センスを磨く、ということですので、大きくなってからでは、やはり時間が相当かかってしまうことなどから、4歳から6歳までの早めの時期にソルフェージュを取り入れることをオススメいたします。
また、小児期のソルフェージュは、個人レッスンよりもグループレッスンのほうが望ましく、一緒にリズムを打ったり、一緒に歌って表現したり、他のお友達を見て刺激を受け、自分が出来ない部分を克服したり、時にはライバル意識を持ち、お互い向上したりと、楽器の個人レッスンとは違う方面から音楽的要素を伸ばしていきます。
★ソルフェージュ・リトミックレッスン(1歳〜大人まで)
楽器を学ぶ上で非常に大切な音楽的感覚を、楽しく身に付け、各楽器にも役に立つ、リズム感や読譜法などをレッスン致します。当教室では、大半の生徒さんが、楽器クラスと併用して受講されています。
幼稚園、小学生のレッスンは、2人から4人までのグループレッスンと、一人一人にあった個人レッスンをバランス良く組み、音感をつけていきます。
音大受験を控えていらっしゃる方は、マンツーマンの60分・90分レッスンでみっちり力をつけていきます。ドイツの音大受験予定で、入試前に聴音や楽典に不安が有る方、ドイツ語での音大入試に不安が有る方のレッスンもおこなっていますので、ぜひお問い合わせ下さい。
※2歳児、3歳児のお子様は、基本的にグループレッスンをオススメいたします。同じ年、また同じレベルのお子様がいらっしゃれば、当教室でグループを組むことも可能ですが、仲の良いお友達をお誘いいただいて体験レッスンからグループレッスンでお受けいただくと、レッスン後もスムーズに開始できます。一緒にグループでレッスンを受けられるお友達が見つからない場合、また個人レッスンご希望の場合には、個人にて体験レッスンを受講することも可能です。
★幼児のためのリトミック+ヴァイオリン、ピアノクラス(6歳まで)
★幼児のためのリトミック+チェロクラス(6歳まで)
小さいお子様には、リトミック+楽器のクラスを、バランスよく学んでいただくために、リトミックと楽器のレッスンをアレンジしたレッスンをご用意しております。
こちらは、新しく楽器を始めたいお子様、音楽に親しみ、音感をつけて、まず楽譜が読めるようになりながら、楽器も少しずつ慣れていくことができるというレッスンです。
ヴァイオリンとピアノとチェロ以外の楽器クラスと併用される場合は、楽器担当講師と、毎回のレッスン内容、スケジュール、回数、方向性を随時話し合い、お子様にあったレッスンスケジュールをご提案いたします。
※就学された6歳以降は、更にステップアップし、楽器クラスとソルフェージュクラスを分け、より集中的に学んでいただけるカリキュラムを整えております。